*スキA*

□ベッドで待ってて
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寂れた温泉宿に
連れ込まれて
ひかれた布団に
倒された

早く脱いで下さい
浴衣は枕元に
ありますから

そう言いながら
自分は
涼しそうな
顔して
お茶なんか入れてる

あっ
下着はつけないで
下さいね面倒なので

まぁ 脱がすのも
楽しみなんですがね

親父かよ…
服を脱いで
浴衣を着る

古い旅館の割には
掃除は行き届いてて
今着ている
浴衣も綺麗にアイロンが
かかってる

部屋も離れで
隣の声など
聞こえなくて

庭から見える
緑が輝いてる

下着に手をかけて
思いきって脱ぐ

はぁ〜っ
気持ちいい
布団に横になる


クスッ
兄さん
お茶飲みますか?


そうだ
チャンミンだけずるい

お茶を受け取って
飲む

苦いけど
美味しいな


顔をしかめて
飲む兄さんの
唇に触れて
その指を舐める

苦いですね
おかしいな…
無味無臭って
書いてましたが

お茶が
不味かったかな

ぶつぶつ言う
チャンミンに

お前…まさか


ちょっとね
面白い薬を
ネットで見つけて
大丈夫ですよ
常習性はない
みたいだから

離れて
ソファーに座る


さっき
チャンミンが触れた
唇が熱くて

湯呑みを置いて
布団に丸くなる

何もしてないのに
熱くて
痺れる唇に触る
やめたいのに
止まらなくて
指を吸う

糊のきいた浴衣が
肌を擦って
身体中が熱くなる

ハァ…
やっ チャンミン


もじもじ動く
兄さんを眺めて
僕を呼ぶ声に
立ち上がる

差し出す手を
浴衣の帯で縛って


開いて腰を上げて

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