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□悩み
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翌日
体育祭の用意を手伝うことになった。
放課後グラウンドに出て、石灰の用意やらなんやらをするのだ。
少ししたら、何故か飛岡さんと柚井さんがいた。
「あれ」
「ウチらも手伝いー」
ラインカーに石灰を入れる部屋みたいなところで、話しかけられる。
「あー、遥、ちょっと向こう手伝ったってくれる?」
「?うん」
ちょっと不思議そうにしていた柚意さんだが、大人しく向こうへ行く。
「?」
何?
飛岡さん何か言いたいことあるかんじ??
顔は笑ってるけど・・・何か雰囲気違う・・・
「見て」
飛岡さんが指さした方向。
そこにはソフト部の姿がある。
・・・無意識に探してしまうのはやっぱりあの子で・・
そこにはもちろん・・・ミキもいた。
キャプテンを飛岡さんから引き継いだミキは、ソフトでがんばってるみたいだ。
まだ暑い九月・・・
新チームになったばかりのチームを引っ張ってる、大きな声を出してるミキ。
かっこ・・いい
無意識に見つめてしまっていた。
いつも笑ってるミキは、部活中でも笑顔。
にやにやとか嫌な笑いじゃなくて、いいプレーを誰かがしたときとか、そんなときにぽろっとこぼれてる。
真剣な表情。
はっとして飛岡さんを見てみるとこっちを見てにこにこしていた。
何が言いたいんだろう?