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□変化
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「柚井さんらが呼んどんで」
「え…」
何か分からないのでげーって顔をすると、
「ミキも行ったろか?」
と言ってくれた。
「うん!」
にこっとミキの笑顔が眩しい。
今まで何も、なんとも感じてなかったしぐさのひとつひとつが何だか堪らない。
愛しい。
友達として好き。
カッコいい憧れ。
それらが入り混じってもやもやしたかんじがする。
でも、時間が経てば消えるかもしれない・・・・
今は待つしかない。


「すいませんー用って何ですか?」
柚井さんと飛岡さんがドアのところへ出てきた。
「放課後やけどさーミキ部活?」
「あー今日はありませんよ。グラウンド使えないみたいなんで」
「じゃあちょーどいいや、ちょっと見張りしてくれへん?」
「見張りって?」
「も一回教室プレイしてみよーと思って♪
【人が来たら報告】係してくれへん?お願い!」
・・・つまりおふたりの行為の間近にいろと。
「いやで「遥ー携帯もっとる?」

「嘘です喜んでやります」
脅しイイイイ!!
「じゃあミキもお願いな?」
でも・・・ミキとふたりで見張りって緊張する!!
しかもそんなことしてる近くで・・!!
「入ってきちゃ駄目だから」
柚井さんが言う。そんな勇気はないので大丈夫です。
てか人目気にするくらいなら家でやれよー!



・・そして放課後。
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