好きなんだって言われたのはユウに言われたのが始めてだったんだ…。
ありがとう。
大好きって気持ちを教えてくれて。
ありがとう。
あなたを愛しいと思わせてくれて。
ありがとう。
私に喜びや悲しみを教えてくれて。
大好きだよ。
きっとずっと変わることは無いよ。
でもアナタは変わってしまったね。
いつから私の隣にいなくなったんだろう。
気付いたらアナタは私の手の届かない所にいて。
でもね、悲しい…ってあんまり思わなかったかな。
みんなにオカシイって言われたけどさ。
私はユウを誰よりも愛しているけど自分に縛り付けたい、とは思わないんだ。
アナタが幸せなら私はそれでいいの。
相手は私じゃなくても
アナタが笑顔になってくれるなら。
幸せそうな表情をしてくれるなら。
でも、私のことを心の隅にほんの少しだけ留めて置いてほしいな。
「あぁそういえばあんな女もいたな。」
その程度でいいから。
それだけで私は十分だから。
だからさ、
もうアナタを見ないから。
もうアナタに話しかけないから。
だから今だけ、
アナタを失った事への
一筋の涙を許してね…。