詩集
□手紙
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誰もいない路地裏を一人歩いてる 雲の隙間から恥ずかしそうに顔出す三日月
けんかしてはお互いの弱ささらけだして 未熟すぎた僕の想いはそっとはじけた
ねぇ、今も元気でいますか?
風邪などはひいていませんか?
頑張り屋のあなたの事だから 無理しているんでしょう
星も見えないこの街を好きになってきました 一人きりの時間も愛しく感じてきました
そう自分に言い聞かすんだろう
いつもそうさ 偽りの仮面を
被って自分を守っていたんだよ 弱い僕を
僕はこんな感じですよ
これからもこんな感じなんでしょう
あなたに会いたい
ねぇ、今も元気でいますか?