08/15の日記
10:42
律♂→→→澪
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「また呼び出し?遅かったじゃん」
「律…。先に部活行ってたんじゃなかったのか?」
「…。告白されたんだろ?」
「……」
「返事、したの?まぁ、澪には男と付き合うなんて無理に決まってるよな。断ったんだろ?どーせさ」
「……断ってないよ…」
「…え?」
「返事はまだしてない」
「なんで…?どーせ断るんだろ?さっさと断っちゃえばいいじゃん」
「律」
「あー。あれか?コワモテのヤツとか。怖くて断れないってんなら、俺が代わりに―…」
「律。私、律のこと好きだよ」
「……は?」
「……ほら。律だってすぐに返事出来ないじゃん。私、先帰るね」
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めもめも。
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00:22
澪♂←梓のち澪♂律
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「あ〜ずにゃ〜ん、これ受け取ってください!」
「唯先輩…。これって…」
「ごめんねぇ、第二ボタンは憂にあげるから、あずにゃんには他のボタン全部あげる!!」
「こんなにいりませんっ!!ひとつで十分です!」
「えぇ〜?そーおー?」
「梓ちゃん。私からはこれを。受け取ってくれるかしら?」
「ムギ先輩のリボン…。あ、ありがとうございます!」
「じゃー、私からも。はい、梓」
「ふふ。律先輩のリボン、くたくたですね」
「なんだよー。文句あるのかー?」
ばたんっ!!
「澪先輩?!」
「なんなんだ、一体…みんなして寄ってたかって人の身体をべたべたと……。こわかった……」
「あららー。ファンクラブ持ちは大変ですねー、澪しゃ〜ん。学ランはおろかボタンというボタンは完売ですか〜」
「五月蝿いぞ、律。それより梓」
「あ、はい!」
「澪、梓!私らちょっと教室に荷物取り行ってくるから。唯、ムギ、行こ」
「え〜?後ででいいじゃーん。もっとあずにゃんと喋ろうよー!俺達今日で卒業なんだよ?」
「唯君。憂ちゃん、教室で待っていてくれてるんでしょう?憂ちゃんも誘って皆でお茶しましょう?」
「いいね、それ!じゃぁ早速行こうっ!澪君、あずにゃん!お留守番宜しくねー」
「全く、アイツ等は最後まで落ち着きがないというか…」
「そうですね」
「梓。これ」
「……え」
「第二ボタンだけ死守したんだ。よかったら貰ってくれないか?」
「でも…律先輩にあげなくていいんですか?」
「いいんだよ、あいつは。あげてもすぐに無くすし」
「ありがとうございます。私、嬉しいです…」
「梓。来年は1人で大変かもしれないけど…、軽音部のこと頼むな」
「はい!大丈夫です。先輩方がくれたお守りがありますから」
「そっか。よかった」
「あの、澪先輩!!」
「ん?」
「あの…私…」
「どうした?」
「あ、いえ…。私、先輩達とバンド組めてよかったです」
そして帰り道。
「律、さっきのは気を遣ったつもりか?」
「ん?まぁ、梓も澪と2人で話したいことあるかなーって思ってさ。それより、予想してたとはいえ、まさか本当にボタン完売とはね〜」
「ワイシャツのボタンまで取られるとは思わなかったよ」
「あはは〜。本当、澪は人気あるよなー。…私も欲しかったんだけどね」
「ごめんな。一個しか守れなくて」
「梓にボタンとリボンあげようって言ったの私だし、別にいいよ」
「………律」
「んー?」
ちゅ
「澪…?」
「ボタンはあげられないけど、これから先何があっても俺は律の傍にいるから。それで機嫌治せよ」
「別に普通だもん」
「ウソつけ。ふてくされてたくせに」
「違うもん!ばか澪!!」
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唯♂、澪♂、律♀、ムギ♀、梓♀で卒業ネタ。
片思いあずにゃんと、あずにゃんの気持ちに気付いてて敢えて澪♂に告白する機会をあげる大人なりっちゃんにしたいなー。
澪♂と律は付き合ってるけど、澪♂が好きなら好きって言っていいんだよー。彼女がいても気持ち伝えたいって思うのが乙女じゃん(なのか?)ってゆーりっちゃんなりの優しさがね!
あずにゃんも告白しようと思ったけど、やっぱり思い止まって感謝の気持ちを伝えたいじらしさがね!
澪♂があずにゃんの気持ちに気付いてるかどうかはご想像にお任せしますが、「気を遣った」発言はどうなんだろ……。罪作りな男だな、澪♂は!!
別バージョンで、あずにゃんにはピック、後で律にボタンをあげるのも考えたけどなんとなくコッチ採用しました。
前半あずにゃん視点、後半律視点でちゃんと書き直すか迷い中の案でした。
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