文*ライドウ


□ある日、業魔殿にて
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ここは、業魔殿
悪魔合体と言うタブーが日常的に行われている

そこの主であるヴィクトルは、現在とてつもない状況に追い込まれていた


「我が輩としたことが…不覚っ!
ブレーカーを落とされるなど考えも見なかったぞ!!!!」

この業魔殿、金王屋の地下に有るのだが
普段からヴィクトルは金王屋主人にやかましい、電気代がかかるなど口うるさく言われていた

しかし、ブレーカーを落とされたとあれば悪魔合体も出来ず
それによるヴィクトルの高笑い等等も響くことがない


「金王屋主人…この我が輩の素晴らしい実験を邪魔しようとは…」

ぶつぶつと呟くヴィクトルの背後には本日の悪魔合体に使われる予定であった素材悪魔達が安堵の表情を浮かべていた


「フゥ…助かりましたね」

「でも…ブレーカー復活したら合体でしょ?ヤダ〜!!」

「う、うぉれは!今の内に!!逃ぃげるぞぉぉっ!!!
ぅうおまえ!!明後日だぁぁぁっ!」

「チミチミかなりのトラベラー、ドゥフフフ
大タラクスと太平洋へ、ボクも行こうかナビゲーション」


各々、自由行動をしはじめるのをヴィクトルは見逃さなかった
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