ハイキュー!!メインホラー夢

□1つ目の能力
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もし本当に使えるならこの能力を私に与えたヤツはバカとしか言いようがない。
トリップ前は莉音や周囲が呆れる程のゲーマーだったんだから。
術のイメージ?詠唱? 
アホか。


ルキ 「得意だっての」


せいぜい悔しがれ(笑)私はあの子みたいに可愛げはないぞ(黒笑)
 

触手を避けながら本体近くで立ち止まると
空気が冷たくなっていくのが肌に感じ取れる。


木兎 「へぶしょっ!!」
木葉 「汚ぇっ!!っては?何で寒く……」
赤葦 「ルキ?!」


ルキの身体から蒼白い光が纏い始めると同時に
周囲の空気温度が下がっていく事に気付いた。


岩泉 「アイツ、何で笑ってんだ……?」
大耳 「ルキ…………?」


ルキの足元に蒼白い光の魔法陣が浮かび上がる。
光に伸びた触手が凍っていく。


ルキ 「能力とか、なんのアニメとかゲームよって思ったけど貰ったモノなら使わなきゃ勿体ないよねぇ?」(黒笑)

莉音 「ちょっとちょっと!!?怖いから!!?」

ルキ 「恨むならこの能力を私に与えたヤツを恨む事だね」
莉音 「それは分かる。敵ながら同情するよ」


ルキ 「悪いな、私はあの子程甘くない。
『鋭き氷 拡散せよ!!フリーズランサー』!!」


5本の氷の槍がルキを中心として
彼女の作り出した魔法陣から次々に飛んでいく。

氷の槍はアメーバの動きを止め
凍らせながら串刺しにした。


及川 「グロっ!!?」
侑 「エグいわ!!?」
孤爪 「クロ!!」
黒尾 「っだー!!わかんねぇんだぞ!!?クソッ!!避けろよマネちゃん!!

『来い爆炎!焔の連弾!!バーンストライク』!!」 


ルキと同じように
だが、寒さとは逆の熱が黒尾の周囲に集まり
足元には赤い光の魔法陣が現れる。

声に反応するかのように魔法陣の上から
ヘルメット位の大きさの火の弾がアメーバへ当たる。


氷と共にアメーバの身体をも溶かして行く火の連弾。
触手が動きそうなところで岩泉が近くに転がっていた椅子投げる。

岩泉の当てた部分が白い光を発し
アメーバの身体の一部を完全消去した。


全員が目を見開く。
信じられないモノを見るかのように。









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