ANOTHER GAME
□魅惑の夏服
5ﾍﾟｰｼﾞ/10ﾍﾟｰｼﾞ
翔悟は少し視線を彷徨わせると、何を思ったのか胸元のタイを引き抜く。
「ちょっ――――…」
そして全く隙を与えずに、あたしの両手を頭上に一つに纏めた。
「たまには良いだろ？こういうのも。」
「良くない！！」
「そのうち良くなるさ。」
「んなわけ……っ、ひゃ！」
文句を言おうとしたが、弱点である耳朶をを甘噛みされてそれどころではない。
あたしが黙ったのを良いことに、脇のファスナーを上げて翔悟は服の中に手を侵入させる。
そして手際良くブラのホックを外すと、制服ごと上にずり上げた。
「………すっげーエロい格好。」
婉然とした笑みを浮かべて、あたしをまじまじと見下ろす。
「そんなの、翔悟がやったんじゃない！！」
「それだけじゃねぇと思うけど？」
「っあ！」
翔悟の指が、軽く胸の先端に触れる。
「ここ、こんなに勃たせて……見られるだけで感じたわけ？」
「違……っ、や、やあぁ！」
口では否定していても、先端を弄られる度に嬌声が漏れる。
しかも手を拘束されているため、口を押さえることが出来ない。
だから漏れそうになる声を必死で噛み殺す。
しかし、それもだんだん限界に近づいてきて、舌で転がされる度に体が跳ねる。
「っ…ふ、ふぅっ…ん…！」
「我慢しないで声、出せば？」
愉悦を含んだ翔悟の声があたしを頑なにさせ、首を横に振る。
「さて……いつまでそうしていられるかが見物だな。」
そう言うと、翔悟は再び胸への濃密な愛撫を始めた。
.