ANOTHER GAME
□魅惑の夏服
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まず手始めにリボンを取られ、カーディガンを脱がされる。
静かな室内に、プツリプツリとシャツのボタンが外される音がやけに大きく響くような気がした。
外されるにつれ、翔悟の視線が首、胸元、お腹へと下りる。
抱かれる時とは別の羞恥が体中を駆け巡る。
「っ……翔悟っ……!」
「何?」
「もう、止めて…は、恥ずかしいから……!」
「今更だろ?ほら、手ぇ上げろ。」
ボタンを全て外し終えたらしく、あたしの訴えを無視してシャツを脱がし、上半身を着せる。
そしてさらにスカートへと手をかけた――――
「これ……はっきり言ってコスプレじゃない……。」
「まあ、そんなとこだな。」
着替えさせられたあたしは、ベッドの端に座る翔悟の前に立たされる。
そして頭の先から爪先までじっくりと観察される。
「もう、いいでしょ……?」
これ以上の羞恥は耐えられない。
そう言って制服に手を伸ばした時。
「まだだ。」
ぐいっと手を引っ張られ、視界が反転する。
「翔悟!!」
両手をシーツに縫い付けられ、全く身動きが出来ない。
「まだだ。本当のお楽しみはこれから、だろ?」
「あたし着るだけって言った!!」
「お前はそう言っても俺は同意してない。」
「っ……!」
「それに昨日、俺に嘘ついたお仕置きだ。」
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