雨音が聞こえる

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「さわだあぁああ!!」

「ハイッ!!?」


ひさびさのツナ・獄寺と一緒の帰り道。

校門を出る直前 笹川センパイがボクシング部の方からすごい勢いで走ってきた。



「なんか用か?」



そう言う獄寺を無視して(いや、聞こえてないのかな?)ツナの肩を掴んだセンパイは 言った。



「沢田!――とタコヘッd「んだと芝生頭!!」に山本!


極限に海に行かないか!?」



「へ?」





くわしく話を聞いてみると、土日にセンパイがOBの先輩達の手伝いしに海に行くから一緒にこないかってことだった。


ツナはどうせヒマだからって言ってOK。
獄寺もツナが行くなら…ということで行くことになった。


あたしは……


『土曜は練習試合があるんスよね…』


「うむ、それは断れないな。
他校との交流は極限に大切にすべきだ」



頭をかきつつ言えば、センパイは大きくうなずいてくれた。





それからいろいろ話し合って、あたしたちが海に行くのは日曜に決まった。

ただ、センパイだけは先にあっちに行って手伝いをしてるんだって。



何人か他にも誘ってみて、日曜に海に行く面子は
ツナ、獄寺、あたしに 京子とハル 最後にリボーンくんに決まった。



あー、早く日曜にならないかな〜っ



楽しみなことが待ってる分、いつも以上にマネージャー仕事に精が出た週末だった。







(あっ、山本先輩、手伝いますよ!)

(ありがと〜
じゃ こっちのカゴよろしくね)

(は、い!?)

(あ、重かった?じゃあこれを、………。
無理に手伝わなくていーよ?)

(………はい)






(…気にすんな。あいつ調子いい時はいっつもあんなんだから)

(そうなんですか……)






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