雨音が聞こえる

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「ここがトマゾのアジトだぞ」




「のわーーっ!!!」






次の日。リボーンくんの案内でついたのは、純和風のでっっかい屋敷だった。





『でかー』



「すっごいおやしきですー―」



「ロンシャンって こんなすごいとこに住んでんのー?」










こんなうちに住んでみたいなー。







ひなたぼっこしながらみんなで縁側で昼寝するんだ。










リボーンくんがおもむろに前にでていった。





「よし、まずは偵察だな
こーゆーのは下っぱの鉄砲玉の仕事だぞ

「ぐぴゃーっ!!」

いってこい」






ランボは リボーンくんにけとばされて ぴゃ〜っと塀のむこうへ。







着地したっぽい音のあとに、ビックリした感じの男の人の声がきこえてきた。







「ぬ?何だ この子供は!?」



「ガハハハハ オレっチはラン ぼほっ…きゃははは!」
 ぷぅ  ドッ「ぐぴゃっ」











おー ランボくすぐられてオナラしちゃってめいっぱいどつかれてんなーっ










これはリボーンくんも同じことを言ってるからたしかなことだ。


















…はーなーせー!







だんだんランボの声が門の方にくる。





それと同時にさっきのとはちがう人の声もした。





「そこにいるのは誰だ!」




「ああ!」






出てきたのはたくさんのコワモテの男の人たち。







みんな背ぇたかいなーっ









「うわああああ!!」



まんなかに立ってる人が泣きじゃくるランボをつかまえていた。










「くっ」





あたしの前に立ってる獄寺は花火をかまえる。






どーやら、獄寺の言ってた アジトをつぶしになんたら〜ってゆーのは本気だったみたいで、

うごきがマジだ。









「まて」



殺気だつ獄寺をリボーンくんが止めた、







その一拍あとに




「な!!どーなってんの!?」



いきなり男の人たちがたおれた。















助けおこそうかおこさまいか迷ってると、





「あ!!沢田ちゃんだ」




内藤が庭の方から手をふって走ってきた。







「っかーー
なんだよみなさん水くさいな!!くるならくるっていってよー!」



「ロンシャン」



『よっ』








今日も元気そーでなにより。





内藤にはじめて会ったハルとイーピンはテンションの高さに目を白黒やってる。





「よくきたね、よくきたね!超カンゲー!!
「いや、」
ゆっくりしてってよ!」




なんとなーく引きぎみのツナ。


今まであったことのタイプだからちょっとわかんないってこないだ言ってたっけ。








「っていうか、あの…
倒れてる方々は…?」




「あー オレの部下だよ部下。

今日も内乱でさ〜」






ちゅどーん!









内藤のすぐうしろで爆発がおこる。





それを皮切りにエアガンで撃ちあう人たち。






花火があっちこっちでバコバコ爆発するし、祭かなんかのなごりなのかな















いつものことながらマフィアごっこはクオリティ高いな〜












そう思ってると、いきなり腕をだれかに引っぱられ あれよという間に肩を組まれる。







「――じゃあもしかしてやまもっちゃんだったりして!?
沢田ちゃんもにくい奴だな〜 このこの〜!」



『ん?』



「ろろろロンシャン、やっ弥白はないからッ!」





なんだか楽しげな内藤とあせってるっぽいツナ。






よくわからなくて内藤と肩組みしたままでいたら、




「内藤さん!あんまり弥白ちゃんにくっついてるとセクハラでうったえますよ!」






ハルがたすけてくれた。






『ありがと、ハル
でさ、今のなんの話だったの?』



「それは…「ハイハーイ!それはオレが説明するよー!」



にょきっと乱入した内藤は


「ちょっ、ロンシャン!」


「テメーあんまふざけてっと果たすぞ!」



止めるツナと獄寺をスルーして言った。






「そこの子と」


「はひ!」




ハルをゆびさす。




「やまもっちゃん、


どっちが沢田ちゃんの彼女なのかな〜〜って話!
で、結局どっちなのどっちなの!?」









ちなみにオレはやまもっちゃんちゃん押しね!










内藤の話がそこまでいったところで
ハル、ツナ、獄寺の3人が同時に内藤を説得にかかったのだった。










3人があまりの剣幕で詰めよってくから あたしはいつの間にか止めさせる側になってた。



























「なんだ違うの〜!?オレっち勘違い?早とちり!?
くーーっ オレ カッコ悪ー!」





ちなみに、予想がはずれた内藤は本気でくやしそうだった。







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