雨音が聞こえる

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『――はっ!』







カッキーーーン!!!







きもちいい音をたてて打ったボールが飛んでいく。







ポスッ







『ありゃ』




あたったのは、ホームランの板より低くてずれたとこだった。




『うーん やっぱまだまだなまってるか〜』





感触からするに、なまってなかったら普通にホームランだった。







『よっし、早くとりもどさなきゃね』





気合いをいれて、続く2球・3球にそなえバットを構えなおした。








今日は始業式。





(もともとやる回数少ないけど)今日は朝練無しってゆーんで
ケガする前の日課どおりバッティングセンターで練習してる。








すると




「おーーい
弥白ちゃん そろそろ時間だぞー!」




センターのオーナーの内田さんがよびにきた。





『え、もうそんな時間っすか?』




「ああ 今ちょうど8時になったとこだ
早くしねーと遅刻するぞ」




やっば 集中しすぎて時間忘れてた!!





『おじさん!いつもの!』



「あいよ。そー思って持ってきてやったぜ」





おじさんのさしだすコーヒー牛乳をいそいで受けとりお金を渡す。





『んじゃ!』



「遅刻するなよ〜」




手をふるおじさんにあいさつをして、走って学校にむかった。











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