雨音が聞こえる

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学校は夏休みに入り



ホントだったら部活に精をだすところ















…なんだけど











テスト悪かったから補習ばっか







しかも補習無い日に部活行ったら





「いい機会だし完全に治してから来い」





って言われた。













今年の夏休みつまんなすぎだよ…











「このプリントは明日までの宿題です

全問正解しなくちゃ落第ですからね」




数学担任の先生が急に宿題を出してきた











「「「「「「ええええーっ」」」」」」






といつもなら、みんなでブーイングしてちょっとはまぬがれられるはずが…








『「「えーー」」』




「では終わります」







3人だけのブーイングはぜんぜん効果がなかった








こういうときに少人数の弱さを感じる













結局プリントは配られた。










ん〜どーしよーかな。









一人でやると途中で飽きてやんないかもなぁ…











そうだ!












『ツナ』




「!」





隣で頭を抱えてため息をついてるツナに声をかける





『一緒に宿題やんない?

一人より二人のが早いっしょ?』



「!それいいねー!」






よかった。OKみたい



ツナが補習仲間で良かった〜




「どこでやろっか?」




それにこたえる前に別のとこから声が。




「うちでやればいいだろ」




いつのまにいたのか、リボーンくんが机に座ってた




「おまえ教室に出没すんなよ!!」


「ちゃおっす」




『や、リボーンくん。元気そーだね!』




リボーンくんがツナの言葉を流してあいさつしてきたから、あたしも返事をした。





「ってゆーか
何でお前がオレ達が宿題やる場所決めてんだよ!」







あ、確かにそーいえばそっか






「オレはおまえの家庭教師だからな」




家庭教師って勉強教えるあれ?




「おっおいーーーっ」










んーーー今日は家庭教師ごっこしてるのかな?







『ハハハハそっか
ツナあなたいい家庭教師つけてるねーーっ』





リボーンくんを肩にのせて、一緒にプリントを見る






『あたしも宿題みてくんないかな?
菓子くらいおごるよ』




「いいぞ」



「なっ!?」





あたしとツナだけじゃわかんないとことか見てもらおーかな





「でも簡単に教えたらおまえ達のためになんねーぞ

オレはひと通りできるまで口出ししねーからな」




お、いいこと言うねー




『言うねーーあなた!!

やっぱいいわこの子〜〜!』




「ちょっ
マジでうちでやんの〜!!?」






こんなに誘われてて行かないなんて損だよ!









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