雨音が聞こえる

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今日は朝練がない日だから普通の時間に学校に行く。








すると、ツナらしき人が前を歩いてるのに気がついた。






思いきって声をかけてみる。






『やっほーツナ』





「弥白!おはよ!」






振り向いたツナの目もとにはクマができていて、なんだか眠そうだった。





『なに、寝不足なの?クマできてるよ』





「え…あ……ちょっとね」








昨日何か大変なことがあったのか、遠い目をするツナ。








『ま、勉強で寝不足じゃないんならいーんだけどね』





「え?」







不思議そうな声を出すツナ。









だって、



『おちこぼれ仲間がへっちゃうでしょ?』






「ぷっ…アハハハ!確かに言えてる!」





『ちょっと、笑いすぎだってー』






ツナの背中を軽くはたく。






「だって……アハハハハハハ!」





つられてあたしも笑う。






『アハハハハ…やっぱツナおもしろいね!』






もう一度ツナの背中を叩き、下駄箱に向かった。


















「あ、また10代目を叩きやがった!!おのれ〜!!」




「ま、落ち着け獄寺」





その様子を見ている人たちがいたとは思わずに。

















―放課後―



「おい」




『ん?獄寺なんか用?』





なぜか獄寺に話しかけられた。


珍しいこともあるもんだねー





「チッ…いいからついて来い」




『りょ〜かい。じゃ京子、花また明日ね』




今まで話してた京子と花と別れ、もう歩きだしている獄寺の後をついていくことにした。












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