光と闇の先に

哀心
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佐助と幸村は気が済むまで私を痛めつけた








最後に一言“明日は学校に来い”とだけ言ってやっと帰ってくれた









痛む身体を起き上がらせて、適当に身なりを整える









手に持っていたビニールは遠くに飛ばされていて、それを拾い上げて路地裏から出た








きっとお弁当はぐちゃぐちゃなんだろうなぁ…








すれ違う人達が私を珍しい物のように見ている中、真っ暗な私の家に着いた












案の定お弁当はぐちゃぐちゃで、でも食べられない程じゃないから口に入れた









今日は私一人だから楽だ









居ても口喧嘩ばかりするから








前は仲良かったのになぁ…みんなが変わってしまった時から家族も変わってしまった










今じゃ家に一人で居る時の方が多い










テレビをつけて丁度ついた番組をただぼぅっと見ていた








ズキズキと痛む身体を腕で押さえてテレビから視線を外す













−−信じていたのに













頭の中に幸村の声が響いた












 

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