ファルンテール物語
□第8本 揺れ動いてく生活
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―前書き―
あのキャンプファイアーから丸一日が過ぎた。
あの惨劇から学園も、世界も
何かが変り始めたのは言うまでもない・・・。
何時もの通学時刻。
何時ものように生徒達は学園へと向かっていた。
「昨日は散々だったなぁ・・・」
と、溜息混じりに言う蓮。
ことはは「そうだね」と頷いた。
(因みに昨日は第7本を参照にしてください)
すると、その二人の目の前を一台のリムジンが通った。
二人はボーッとそのリムジンを見てるとそのリムジンは止り窓が開いた。
「あ、先輩方おはようございます」
「やっぱお前か・・・」
リムジンから千明の顔がひょっこりと出てきて二人に挨拶をした。
蓮は汗を垂らして「お前本当にボンボンだな・・・」と言った。
千明は「そうっすかね?あ、では僕行きますね」と言ってリムジンが発った。
ことはと蓮はそれを呆然と見てるだけであった。
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