ファルンテール物語
□第4本 遊園地のアトラクション(後編)
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―そして―
「わぁ・・・やっとアトラクションから出られた・・・」
「てか時間ってまだ30分しか経ってない・・・」
と、腕時計を見ながらことはちゃんは言った。
そう、我々はその後本当の出口を見つけて出る事が出来たのであった。
何だか夢でも見たような感覚である。
それから私が見つけた白き犬を皆に見せた。
「此れが・・・ポック・・・?」
『ポックルやけどな。本当は』
「喋るんだ・・・」
「犬って喋るのか?」
「喋らないって。人面犬以外・・・」
「だな・・・」
と、其々が犬犬言ってるからポックル君は怒って『ワイはポックルや!犬ちゃう!』と言った。
事実上犬なのだがな・・・。
そう、私は心中で思った。
それからポックル君と再会したKさん。
それにかぐやちゃんは「此れからどうするの?」と聞いてKさんは「君等と一緒にいる!クラストがまた何時何処で出るか分からないし!」と言った。
それよりも・・・。
「そのスクラトって何?」
『クラストや・・・』
「ハイ・・・。んでそれってそんな奴?」
そう聞くとポックル君は少し唸たれてそして話す事を決めた。
そして話しを聞いてまとめると。
1.クラストとは物語を崩壊させたり世界そのものを破壊へと導く組織集団である
2.クラストは【ファルンテールの本】と言うのを探してると言う
3.クラストはその【ファルンテールの本】を見つけ出して世界全般の歴史や時間。人生などを変えようとしてるのである。
4.その組織の頭は「琺瑯(ホロウ)」と言う人物らしい
以上をまとめて見ましたぁー!
それを聞いて一同は唸った。
そう、こんなにもファンタジックな事は無いのだから。そしてこんなファンタジーには無縁の我がこの世界である。
さて・・・。
此れからどんな物語(ストーリー)が繰り広げられるのだろうか?
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