ファルンテール物語
□第4本 遊園地のアトラクション(後編)
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―一方その頃―
「アレ?」
と、キイナは何かに気付いた。
そう、京子がいない事だ。
「京子先輩また何処へ行ったのでしょう(汗」
「マダコ先輩の事ですよー何処かで打ちのめされてますってー」
「それは駄目だと思うんだけどな・・・(汗」
「てか京子ちゃんさ、Kさん抱きかかえてたよな?」
「あ、じゃあKさんも・・・いないね(汗」
と、キイナが京子の心配をしてそれを安心(?)させるかのように千明は不幸な事を言ってそれをかぐやに突っ込まれた。
蓮がKさんの事も気にかけ言ってことはは辺りを見渡しながらそれを悟りKさんがいない事が分かった。
そしてみな子は「京ちゃぁぁぁぁああん!Kさぁぁぁぁぁあああん!」と叫んでると背後から大助にハリセンで叩かれた。
真はその光景をオドオドしながら見ていただけであった。
すると空太はあるモノを見つけた。
「どした?空太ー?」
「見ろよ・・・アレ」
と、空太が指差した方を見ると其処には。
―魔王の部屋―
と書かれたドアがあった。
一同は少し間を開けて「ま、魔王の部屋ぁ!?」と驚いた。
「魔王の部屋って紙に書いてドアに貼るもんなんだな・・・」
「まるで自分の部屋のような・・・」
「イヤ。実際魔王の部屋なんだがな(汗」
そう口々に言う一同。
大助は何時の間にかドアを開けて入ろうとしていた、そして大助に続いて皆は入ったのであった。
すると
“ピシャーッ”と雷が落ちたような(実際落ちてるが)効果音が鳴り響いた。
そして魔王の姿が見えたのだ。
「・・・・。」
魔王は優雅にココアを啜りながら少年ジャ/ンプを読んでいたのであった。
それを見ていた一同は「(コイツ本当に魔王か・・・?)」と疑いの目でジーッと見ていると魔王がその視線に気付き「フハハハ!」と慌てて一同の前に立ち低い声を出して笑った。
「・・・・・。」
「・・・・・・(汗」
「・・・・・・。」
「・・・・・・(滝汗」
そのまま5分間無言の空気が流れ魔王は「あの、何か話してくれ・・・」と威厳も糞もなく言った。
「あ、じゃあアンタ本当に魔王っすか?」と千明は棒読みで質問を出した。
それに魔王は「そうだが・・・」と口篭もるようにそう答えた。
その回答に千明は「ハテサテ本当なのでしょうかね〜〜」と此れまた棒読みで毒つくように言った。
その台詞に少し腹を立てた魔王はその怒りを堪えて「汝等は何をしにきた・・・」と言った。
「あ、お前を倒しに」
「大助くん・・・アッサリと・・・(汗」
サラッと涼しい顔で言う大助に真は少し汗を垂らしたのであった。
魔王は少しムッとした後に「どうだ?疲れただろう?一服したらどうだ?」と、腰をかけるようにと言った。
皆は此れでも一応警戒して椅子に座った。
そして出してくれたココアを一応警戒して啜った。
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