旧短編
□ある夏の日
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お台場中学校・パソコン部部室
太「アグモン達は上手くやってんのか?」
椅子の背もたれに体を預けて太一が問い掛ける
光「向こうにも選ばれし子供たちがいるみたいですから大丈夫じゃないですか」
パソコンのキーを打ちながら光子郎が太一の問いに答える
ヤ「俺達はガブモン達を信じて待つしかないさ」
太一と同じように椅子の背もたれに体を預けヤマトが呟く
太「・・・」
ヤ「・・・」
光「・・・」
部室にはパソコンの稼動音とセミの泣き声だけが響いていた
おまけ
ヒ「お兄ちゃん、差し入れ持って来たよ・・・お兄ちゃん?」
ヒカリが呼びかけるが太一たちの返事はない
そしてヒカリは見てしまう
ヒ「お兄ちゃ〜ん!?」
干からびた3つの屍を
その日の東京は今年1番の暑さだったそうな
おしまい