ワレモコウ
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「海原祭、二日目、開始して下さい」
『メニューはどうされますか?』
「オススメは?」
『こちらの3セットメニューが当店のおすすめメニューとなっております。こちらの3セットをご注文された方々に当たり、ハズレのクッキーをプレゼントしています』
「当たりハズレって?」
『当たりは普通のチョコやバニラ味、ハズレは激マズ、激辛クッキーになります』
「私それにする」
「私も」
「俺も」
『でしたら、3メニュー、1から3まで選んで頂けますか?』
「はーい」
スムーズに運んでいるが、廊下は行列ができる程、A組は混雑していた。
『3番、ミルクティ、オムライス、アップルパイ、あとオマケ』
「了解」
未来「あ。そうだ。彩夜、もうすぐショートケーキなくなるって」
『了解。行ってくる』
調理室で各クラスが調理中。
彩夜も同じクラスの人の手伝いをする。
『ショートケーキがもうすぐなくなるって』
「了解」
『オマケのクッキー作るな』
「うん」
ミキサーでいろんな物をかける。
それをクッキーの生地に混ぜ、焼く。
ハズレクッキーを冷ます間に普通の物も作ってしまう。
その間に着々とケーキが作り上げられて、それをクラスに持って行く。
『追加です』
「サンキュ。そういえば、彩夜の姉弟があそこと、あっちに幸村君と座ってるんだけど」
『弟の方のオーダーに行きます。女の方は誰か言って来て下さい』
未来「とことん嫌か」
『嫌です』
そして、彩夜は弟の由希の方へと行く。
『いらっしゃいませ。オーダーはお決まりですか?』
由希「3セットを21個」
『では、1から3をお選び下さい』
『オーダー入ります』