ワレモコウ

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父「忘れ物は?」



『ない』



父「じゃあ。荷物車に運ぶよ」



『ありがとう』




母「何時集合?」


『生徒会は9時』



母「大変ねー」





父の車に揺られ、未来の家にたどり着いた。
未来の荷物をトランクに詰めて、学校へと向かう。



生徒会の話しが始まり、生徒の家族が帰って行く。

生徒がチーム事にバスに乗り込むと、生徒会は生徒会で別の車に乗る。



父「彩夜、じゃあ。帰るよ」



『悠にハル達の世話宜しくって伝えといて』



父「OK」



父が彩夜の頬にキスをし挨拶。それが終わると彩夜は父の背中を見送り生徒会の乗るバスに乗り込んだ。




未来「彩夜のお父さんいつ見ても格好いいよね〜」


『仁王にチクるぞ』


未来「彩夜はハーフに見えないよ」



『そんな事言ったら、由希のが見えんだろ』




バスから降りて、林間学校の為に用意された敷地へと生徒を並ばせる。
並ばせていると 幸村や幸村の幼なじみである宮田桜に睨まれた。
大方、父との挨拶を見たのであろうと思い、その場を去る。



1日目は、合唱とちょっとしたクイズ大会で終わると各自部屋に戻って行く。




幸村に呼び出された彩夜は、食堂の前で、幸村と宮田に挟まれた。



宮田「最低ですッ皆をなんだと思ってるんですか」


は?


幸村「君、男好きなの?」



は?意味分からん



幸村「そんなに男好きだから暇がないって事なのかな?」



睨み付けられ、意味も分からず、宮田が涙を目にためていた。



『だからは?



幸村「男好きだからテニス部部員に近付いたのか」



『なんでアンタにんなこと言われなきゃならん。よく知らんけど、言いがかりは辞めてくれん?』


宮田「精ちゃんに謝ってよッテニス部を汚した罰として」





 
 
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