ワレモコウ
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悠「どっか行くの?」
『おう。明後日から林間学校だから用意買いに、柳生と』
悠「良いなー」
玄関で悠と別れ、駅前で柳生を待つ。
柳生が来るとショッピングモールへと行く。
『柳生〜』
柳生「なんだ?」
『プリクラ撮ろー』
柳生「仕方ないな」
プリクラ機に二人、何処までも彩夜に甘い柳生と柳生にメロメロの彩夜。
携帯に二人して貼り、手を繋いで買い物を続ける。
いつもの学校の雰囲気ではなく、もっと甘い、バカップルが放つオーラ。
目が合う度に笑みを零した。
『柳生、今年の林間学校は、去年よりパワーアップだよ』
柳生「私はお化け屋敷が嫌です」
『大丈夫だよ』
柳生「何故、今年も」
『手はひいてやるよ』
柳生「そんな口調で…ベッドの中で可愛がるぞ」
『まだ遠慮する』
柳生「おや遠慮しなくても良いんですよ」
『いや。遠慮するよ。鬼畜眼鏡』