ワレモコウ

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『ふぅ。部長、メンバー決まったのか?』



朝から泣く部長に嫌気が差し、冷たく呟いた。
その後、新体操の技をやると講師に注意された。

部長「メンバー発表するよ〜」




全体と個人のメンバーが発表されると、それ以外のメンバーは大会の為にホローに入る。


部長「三年生は最後の大会だ〜」


『新入生は最初の大会だけどな』



未来「初心、上級の大会なんだし良いじゃん」

団体が二つある。
2、3年のチームと1年だけのチーム。
まずは、1年生の技を舞台の上から見る。
一人一人見て、悪い部分を徹底的に直す。個人の癖を分析し、それを良くして行く。


昼になると、未来と彩夜だけが抜ける。
肩にはヴァイオリンの入った袋をかけて、正門から出る。



由希「彩夜〜」



『由希。本当に来たんだ』


由希「うん。悠に付いて来た」


『あんまし遅くなるなよ』



由希「うん。悠が転けないように見守る」


『おう。宜しく。んじゃ、行ってくるな』




由希と別れ、未来と来たレッスン場。
コーチともう一人の生徒、氷帝の鳳長太郎。


コンクールはアンサンブルで、三人での大会に出る。

その為に一から合わせるのだ。


『すまん。ずれた』



未来「私も」


コーチの指示により、段々合わせることに慣れて行く。



夕方になりレッスンが終わると、家に帰って愛犬にハーネスとリードを付けて再び家を出た。


立海に姉と弟を迎えに行くのだ。
正門で待っていると仁王、柳生が始めに来た。



柳生「由希ならまだですよ?」


『柳生と仁王も行く?』


仁王「邪魔じゃないならな」



『大丈夫。大丈夫』




由希「彩夜〜」



『由希、悠が転ぶから走るなッ』



アウラがものすごい勢いで尻尾を振る。
悠と由希、柳生と仁王と共に海に出かける。



散歩をすると由希が悠にしがみついた。




柳生「仲良しですね」



『まあな。仲悪いより良いだろ?』


柳生「ですね」



しばらくして 散歩を終えると、家に帰った。


家に着いて一息付くと風呂に向かう。



『お母さーん。7月の球技大会と林間学校なんだけどさ』


母「あら…もうそんな時期」


『あともうすぐ期末』



母「模擬はいつ?」



『8月。新体操部大会の後。その後はヴァイオリンとピアノのコンクール』


父「カレンダーに書いておいて」


『了解』



書き込みするといつもの様に自主練。

模擬と期末の勉強。その後、アウラ以外の愛犬を連れて部屋に行く。
アウラは由希から離れない。





『じゃ。おやすみ』




 
 
 

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