桜恋
□桜恋 No.6
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“常陸院兄弟に暇を与えるべからず”
この言葉は後にホスト部員+αの脳裏に深く刻まれる事となる
「光!馨!」
「…?どうしたんですか、環先輩」
「部のHP管理は真面目にやるという条件で任せたんだったなぁ…」
「ハァ?やってますぅー」
「だから昨日だって朝方までかけて…」
『ハルヒの合成写真作ってたんじゃん。懐かしいフレーズにのせて』
「よく出来てますわね…でも、顔が小さい…」
「ひゃーハルちゃんかっこいー!」
「馬鹿者ォ!技術の無駄遣いだ恥を知れ!!
…やるならこのアイドル写真集と合成しなさい。ピンクのフリフリ服が所望じゃ。」
「こんなの、本人に着せた方が早いよ。」
「やめて下さい」
「はー…なんか最近ヒマなんだよな―
ハルヒ、お前ん家行っていい?」
「ダメ。どーせバカにするから」
「んじゃ、お前の女疑惑タレ流していい?ヒマだから。」
「あのね、人を一体何だと…」
『決まってんジャン…【おもちゃ】』
(あー、確かここは二人が暇だからって喧嘩するとこだったなぁ…私はおもちゃすらでも無いのかね。まぁ…被害無さそうだからいいけ……)
『あ、闇は将来ウチの養子だから。』
「え、………えええっ!?」