頂きもの&捧げもの

□運命だったら・・・・
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いつもコメントをいただいております『黒の鹿金の狐』の夜桜様へのサイト開設のお祝い&クリスマスプレゼントです(^^)
気に入っていただけると幸いですが・・・あわわわ・・・ドキドキです(^^;)
お持ち帰りは夜桜様限定です♪







☆本編に入ります!☆









 サクラちゃんが言ってたんだってば。

 自分の左手の薬指に傷をつけて、治るまでに好きな人の左手の薬指に同じように傷がつけば

 その人は運命の人・・・必ず結ばれるんだって・・・










 *運命だったら・・・・*











 俺は一人部屋の中、じっと左手の薬指を見つめて。

 おもむろにホルスターからクナイを取り出して・・・・ピッと・・・・第一関節のところを傷つけた。






「っ・・・」





 ちょっと深く傷をつけすぎて。

 トロリと赤い血が溢れてきた。

 慌てて口に含んで血を吸って、

 どっかに絆創膏なかったっけ?と思って席を立ったとき、来客を教えるノックの音。

 俺はチュウチュウ指を吸いながら玄関に向かって。







「ひゃ〜ひ(は〜い)」







 そういいながら右手でドアノブを掴み明ければ







「よぉ・・・・」







 やる気ゼロのシカマルがそこに立っていた。













 俺ってばドキッとして。

 だって・・・・この指は・・・・








 俺ってばシカマルが大好きで。

 でもコレは絶対に秘密なんだってば。

 だって俺もシカマルも男で・・・・こんな気持ちおかしいって分かっているから諦めようとしたんだってば。







 でも日々想いは募って。

 どうしても忘れられなくて。

 むしろ忘れようとすればするほどシカマルで心はいっぱいになって・・・・








 そんな時サクラちゃんの話を聞いて・・・・俺ってば九尾のおかげでちょっとした傷は直ぐ治っちまうから・・・そんな話信じたとしても意味ねぇとか思いながら・・・縋ってた。

 もしも・・・・もしも本当に自分と同じようにシカマルの指にも傷ができたら、それは奇跡としかいえないタイミングだから・・・・運命かもしれないって・・・・ほんのちょっぴり『幸せな夢』が見れるかもって思ったんだってば・・・・













 そのシカマルが今目の前にいて。

 しかも俺が指を咥えているのを見て、眉間にしわを寄せたんだってば。

 俺ってばシカマルを想ってこんなことした後だから後ろめたくて。

 なんだか指を切った理由を見透かされてる気がして・・・・

 いたたまれなくて、思わず俯いちまったんだってば。






 そのとき。









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