頂きもの&捧げもの
□甘い束縛
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相互リンクしていただいております『犬居空間(携帯ならこちら)』の犬居様へ捧げます☆
気に入っていただけると幸いですが・・・・うぅ、ドキドキです(^^;)
お持ち帰りは犬居様限定です♪
☆本編に入ります♪☆
合わない視線。
ワザとそらされていると分かる。
ムッと突き出た唇。
若干膨らんだ頬。
いつもはおしゃべりなその口が、きゅっと引き結ばれて何も語ろうとしない。
そのどれもがナルトが怒っていると示していて。
*甘い束縛*
「なぁ、ナルト・・・・俺、何かしたか・・・?」
シカマルは思い当たるふしもなく、かといってこのまま放っておくこともできず。
とりあえず理由を聞こうと話しかけるが。
チラリと動いた視線がシカマルを捉えたかと思うと、スッと細められ。
そしてフイッと逸らされてしまえば、もう決定的である。
益々尖った唇が、若干『へ』の字になってきている。
そして揺れた瞳。
キラキラと輝いているのは水気が増した証拠。
ギョッとしたシカマルは、泣かせるほどナルトを怒らせたのかと必死で原因を考えるが、やっぱり何も思いつかなくて。
涙を堪えるように唇を噛み締めて。
それでも耐え切れない涙がポロリと零れ・・・・
「・・・・・」
シカマルは言葉もなく、どうしたものかと途方に暮れかかったが・・・
「・・・ってばよ・・・」
「あ?」
小さな嗚咽交じりの声が上手く聞き取れなくて。
聞き返したシカマルを今度はキッとしっかり睨みつけて。
「ちゃんと俺を構ってってばよっ!!」
ど〜んと言われた言葉に。
シカマルはポカンとして。
そしてちょっと前までの自分の行動に思い至る。
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