頂きもの&捧げもの
□Hug!
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『犬居空間(携帯ならこちら)』の犬居様との相互リンク記念に小話を書かせていただきました。
犬居様のサイト内Galleryのイラスト『シカナルト』より妄想です♪
お持ち帰りは犬居様限定です♪
☆本編に入ります☆
「な〜な〜、シカマル・・・」
「ん?」
ナルトの甘えた声にシカマルが振り返れば。
「あんさ、あんさ・・・」
なんだか困ったような、どうしたらいいのか分からないという顔でもじもじする。
時々窺うように上目遣いでシカマルを見るが、それが小動物を思わせ、なんとも可愛らしい・・・と自分が内心そんな風に思っているのは恥ずかしいから秘密。
「どーした?」
本当はどうしようもないほどナルトにメロメロな心はおくびも出さず、あえていつもどおり聞いてみれば。
ナルトのもじもじが酷くなり、俯いてしまい。
でもその頬はほんのり赤く色づき、耳も見る見る真っ赤になっていくという、尚も可愛い姿を見せ付けてきて。
けっきょく惚れた弱み、折れるのは自分。
早々に白旗を上げる。
「ほら、どーした・・・言いてーことあるなら言ってみろ、いっくらでも聞いてやるからよ・・・」
自分の声とは思えない甘い声音。
だらしないほどユルユルに綻んでいる顔。
隠せないほどに・・・・そこかしこに想いが溢れてる。
でもそれもしょうがない。
自分はナルトに心底惚れてしまっているのだから。
そんなシカマルをまたもや上目遣いで窺ったナルトが、ずっと優しくなったシカマルの雰囲気に、安堵したように、でもまだ少し緊張した面持ちで。
「・・・ぎゅって・・・しても、いいってば?」
小さな声で聞いてきた。
「は?」
予想外の言葉にシカマルは間抜けな声を出してしまう。
そんなシカマルから恥ずかしそうに視線を逸らしたナルトが。
「あんさ、あんさ・・・シカマルの背中見てたら、なんかドキドキしてきちゃって・・・でも、すっごく触りたくなったっていうか、抱きつきたくなっちまったんだってば・・・・だめ〜?」
『だめ〜?』って、その上目遣い反則だろ!と、シカマルは盛大に白旗を振った。
「駄目なわけねーだろ!・・・来いよ・・・」
ちょいちょいと手招きすれば、パ〜ッと満面の笑顔を浮かべたナルトがぴょんとシカマルの背中に飛びつき、シカマルの身体に回した腕にぎゅーと力を込めて。
「にしし・・・すげぇ、気持ちいいってばぁ」
ウットリとした甘い声で、嬉しそうにそう言って、グリグリ額を背中にこすり付けてくる。
そんな仕草の1つ1つかどうしようもなく可愛くて、愛しくて。
「そっちでいいのか?・・・・こっちに来いよ」
後ろを振り向き、背中に張り付くナルトに『前に来いよ』と手招きすれば、それはそれはうれしそうに破顔して。
「シカマル!!」
ぐるりと回りこんできた愛しい身体をひょいっと引き寄せて。
溢れる愛しさのまま強く抱きしめれば。
「うひひひ・・・こっちのほうがもっともっと気持ちいいってば」
ナルトが幸せそうに微笑んでシカマルを見上げる。
だからシカマルもらしく口角を上げ・・・
「当たり前だっつーの。ココはお前だけの場所・・・・」
『愛情がいっぱいつまってんだからよ』と蕩けるほど甘く囁きながら愛しいその唇に口付けを落とせば。
「俺のこの腕の中もシカマルの特等席!愛情たっぷりだってばよ!!」
そう言ってナルトがぎゅーっと精一杯の力で抱きついてきて。
「シカマル大好きだってばよ!!」
またもやグリグリ頭やら額を擦り付けてくる、本日甘えたさんのナルトに破顔したシカマルも自分の想いを言葉に変える。
「俺も愛してるってーの!」
そう囁きながら、その愛しい金色の髪に優しい口付けを落とすのだった。
END
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こんなお話で申し訳ありません・・・・(涙)
あんなに素敵な絵を頂いたのに・・・・(滝涙)
犬居様のサイトのイラストのシカマルの背中から抱きついているナルトを見ていて妄想がムクムク。
ナルトの満面の笑顔とシカマルのちょっと照れた笑顔がツボです(>▽<)
こんな駄文でも貰っていただけると幸いですが・・・ドキドキです。
本当に犬居さま、ありがとうございました!
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