妄想無限想


□解らなくても
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「重っ、…読み終わった?」



「やっぱわかんねぇや」




ごめんねとでも言うように背中に擦りよってくる




「ふふっくすぐったいっ」


「ん?これが?」




そう言ってさっきより擦りよってくる




「んははっやめてー」



ソファの上でジタバタ暴れていちゃつく





「しょうくん、」



「はぁ疲れた…ん?なに?」




急に真面目な顔になってぎゅってされた



だから自分も彼の背中に手を回す





「おれ、しんぶんとか、あんまわかんないけど」




「知ってる〜」



ふざけて言ったらちゃんと聞けってでこぴんされた




すいませんって謝ってさとしくんを見る




「しょうくんのことは、なんでもしってるから」



「っ…っはは、そんなの俺だってそうだよ」




真顔だから何を言い出すかと思ったら





「そうだけど、いいたくなった」


「ん、ありがと」




「すきだよ」



窓から差し込む光がさとしくんを照らしていつもの数倍かっこよく見えた





「俺も」


END
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