フレンズ

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「ここ?」

三上の指が雅人の最奥を捏ね始めた。

初めての感触にただ頷くことしか出来なかった。

「すげ……指が飲み込まれてく……」

苦しいほど、背中を走る刺激に背を仰け反らせれば、三上の腹部で自分のものが擦れる。
相反する刺激に堪えきれず、眦から涙がこぼれた。

指が増やされ、さらにかき回されて、初めて覚える快感に怖くなる。

「んんっ――やぁ……」
「雅人――、オレっ……」

唐突に指が抜かれ、背中を抱きしめられた。

腹の間で脈打っているものがさらに膨れる。

「三上――…」

手を三上の胸につき、身体を引き離すと雅人はゆっくりと上体を起こした。
治まらない呼吸で、はいたままのジーンズから足を抜くと、三上の膝を跨ぐようにして膝で立つ。

自分の指をじっとりと唾液を絡めるように嘗めると三上のものをその指で扱く。

「んっ」

三上が呻き声を上げた。

雅人はそのまま自分の最奥に三上のものを宛がうとゆっくり腰を沈めた。

「はぁ…あぁ……、んんっ――」

苦しかった。
指など比べものにならない。
割り裂かれる痛みに耐えながら、自らの体重を利用して飲み込んでいく。

三上も苦しいのだろう。
少しでも狭い奥を広げるように雅人の薄い双丘をつかむ。

「ま…、まさ……とっ」
「だ、大丈…夫だから……このまま……」

内臓が迫り上げられるような感覚の中、繋がった箇所の痛みすら愛しくなった。
涙は止まらず、頬を濡らしている。

「雅人……今……」
「おまえが中にいるよ。――あぁんっ」

ぐりっと、繋がっていることを確認するような動きに雅人は喘ぐ。

「三上…動いて……おまえを感じたい……」

雅人は、腰をつかまれ上下に突き上げられる。
その動きに振り落とされないよう、三上にしがみついた。

上下に揺らされるたびに激しくなる呼吸。
身体の一番深いところで、三上の飛沫を感じた。
それでも三上の熱は冷めることなく、息を整えることもかなわぬまま、また揺すぶられ二度三度とさらに放たれる。
雅人も三上の腹に擦り上げられ、その欲望を放った。

 
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