ビー(エ)ル!!*C Vol.1
□歌声が重なる。
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明星とは、今はビジネスパートナーとして上手くやっている。
あいつは何度マスコミに報じられても女遊びをやめる気はないらしく、昨日発売の週刊誌にはグラビアアイドルとの記事が掲載された。
互いにあまり深くプライベートに突っ込まないのが、いつの頃からか二人のルールになっていた。
まあ、時々誓詞さんとの関係を注意されるけど、さほど強く言われたことはないのでいつも受け流している。
「んでさ、ここの部分なんだけどちょっと言い回し変えてもいいか?歌いにくいんだけど。後、ここハモり入れたくない?」
俺が指摘すると、明星はすぐさま対応して来た。
「じゃあー、これでどう?」
「ふんふん……いいんじゃね?」