ビー(エ)ル!!*C Vol.1
□心の中に残された音楽。
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所属事務所の社長に、またオレ一人だけ呼び出された。
「お前の辞書には懲りるって単語はないんだな。はぁ……。」
明日発売の週刊誌に、オレの記事が載るらしい。
「す、すいません。」
オレは苦笑いで反省の弁を述べた。
最初の頃こそこっぴどく叱られたが、今じゃこの有り様だ。
ファンの子たちでさえ慣れきってしまっている。
「祝部(ほうりべ)くんに愛想尽かされないようにな。」
「あはは……。そうですね。オレ、相方いないと歌えないですもん。」
これは嘘じゃない。