ビー(エ)ル!!*C Vol.4
□ILLEGIMATE
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「僕と一緒に、SUNBURSTのライブへ行かない?」
「お、それはいいな。」
「そうね。」
「ありがとう。」
両親は何があったのかは聞かず、僕の提案を受け入れてくれた。
そして、ライブ当日――。
「お疲れ様。」
僕は両親を連れて、終演後の楽屋へ立ち寄った。
「あ、歴(れき)さん。お疲れ様でーす。」
「どうでした?」
「ちょっと、緊張してたかな。」
「で、ですよね。」
昂(のぼる)くんは、苦笑いを浮かべた。
「ひょっとして、その2人は?」
「ぼ、僕の父と母です。」