ビー(エ)ル!!*C Vol.4
□half-way
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「曽我部さん。」
「なあに?」
明らかに凹んでいる。
「何であなたは、こう、いつもいつも……」
曽我部さんをそっと、抱きしめた。
「……僕は、ずっと我慢していたんです。ずっと、ずっと。あなたを好きになってから、もう何年もずっと我慢していたんですよ。」
「さー、ちゃん?」
言わないと、この人には通じない。
だから、今日こそは、ちゃんと言おう。
「気にしてないと言ったけれど、僕が過去に交際していた相手とのことを気にしているんじゃないか。だから、僕の体には触れたくないのかな、と。」