ビー(エ)ル!!*C Vol.4
□half-way
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「うぅ。」
「……さん?」
ポンポンと、誰かに肩を叩かれた。
振り返ると、そこには中務(なかつかさ)くんが立っていた。
「加納(かのう)さん?悩みごとですかー?」
「う、うん。」
僕は中務くんに、今の悩みを聞いてもらった。
しかし、間の悪いことに、それを曽我部さんが見ているとは思わなかった。
「曽我部さんを何とかしてください。」
祝部(ほうりべ)くんにそう言われ、僕はホテルの部屋へと向かった。
今日は明後日からスタートするツアーの、ゲネプロの日だった。