ビー(エ)ル!!*C Vol.4
□clandestine
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加納(かのう)さん、小鳥遊(たかなし)、観世(かんぜ)が、このマンションから立ち去り、俺と下邑(しもむら)さんだけになった。
「クッソ!!ギター、舐めんなよ。ふざけやがって。」
八束叡人(やつか・えいと)のレコーディング初日は、散々だった。
「そこまで言うなら、もう、お前がやってしまえ。」
と下邑さんが苦笑しながら、言い放った。
「いや、さすがに、それは……」
いくら何でも、そう言うわけにはいかない。
「だったら、ギターのアレンジを少し変えるとか、難しい部分だけお前が弾くとか。」