ビー(エ)ル!!*C Vol.4
□pilgrimage 1
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僕の後任の話?
それなら、さっきしたばかりだ。
「仕事、忙しい?」
「えっと……は、はい。」
忙しいと言えば忙しい。
「お疲れ様会、みたいな?ご飯食べに行けたらなと、思ってたんだけど。」
「あ。」
そう言うことか。
「加納くん、こう言うのは苦手だよね。ごめん、ごめん。忘れて。」
苦笑いを向けられた。
気を遣わせてしまったようだ。
「これが最後、じゃないけど。あまり会えなくなるだろうから。」
ここで、僕が断ればどうなる?
八束さんが万が一にも、冷遇されるようなことがあってはならない。