ビー(エ)ル!!*C Vol.4

□丘のある街に鳴る鐘
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『……さよなら、裕大(ゆうた)。』

「んんー……」

「赤羽(あかばね)くん、おはよう。昨日シャワーは浴びた?」

「……あ。あれ?浅川(あさかわ)さん?」

さっき、大輔(たいすけ)の声が聞こえたような気がしたけど、夢だったのか。

「よく眠れたみたいだね。」

クスクスと笑われた。

「はい、まあ。」

爆睡していたのは確かだ。

「お腹空いてない?」

「昨日夕飯を食べ損ねたので、空いてます。」

「え?」

「え?」

ん?

オレは首を捻った。

「青柳(あおやぎ)くんと、何か食べなかったの?」
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