ビー(エ)ル!!*C Vol.4
□ゆめをうたえば
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もちろん、榮(さかえ)くんも一緒だ。
「何かあれば、連絡してください。」
「うん。ありがとう。」
同窓会の会場であるホテルの前で、榮くんとは別れた。
「こちらにお願いします。」
受付を済ませ、会場内へと入った。
今までも、同窓会の案内はあったはずなんだけど、どうして今回に限って、あんなに1人で行きたがったんだろう?
母が同窓会に参加したなんて話を、聞いたことはなかった。
これが、多分初めてだ。
「……えー、こうして、数十年振りに同窓会が開かれることになり……」