ビー(エ)ル!!*C Vol.4
□青い花と、赤い鳥。
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俺は夕飯を一人で食べた後、そのままリビングの床の上で寝た。
「……汚い、汚い、汚い、あーっ!!何でっ!!」
――ズキン。
朝、裕大の声で目を覚ました。
声は洗面所からか?
だとすると、下着を洗っているのだろう。
裕大は、いつもこうだ。
大人になってしまってから、ずっと。
裕大は、否定し続けている。
「……はぁ。」
とりあえず、朝食の準備でもしよう。
祝部(ほうりべ)さんと中務(なかつかさ)さんから教えてもらっただし巻き玉子を…… いや、今日は、今はやめよう。