ビー(エ)ル!!*C Vol.3
□ニブンノイチのアキト
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「江角(えすみ)さん、ヒロトのことをよろしくお願いします。」
僕はもう一人のマネージャー・江角さんに頭を下げた。
「うん。アキトくん、がんばってね。ヒロトくんも、がんばろうね?」
「……アキトの、アキトの馬鹿ー!!」
ヒロトが事務所を飛び出して行った。
「私、行って来ます。」
苦笑いを浮かべながら、江角さんはヒロトを追いかけた。
「……大丈夫、なんですか?」
芦名さんは得居さんに不安そうな表情で尋ねた。
「うーん、どうだろう?やってみないと分からないかな。」