ビー(エ)ル!!*C' Vol.1

□真っ直ぐに、一緒に、生きて行く。
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「でも、ボクたちには、ボクたちのやり方があると思うよ。」

「紀?」

「焦らなくても、いいんだよ。」

ボクの場合は、生後半年の頃にはすでにお父さんと脩が同棲していたから、違和感はなかったんだけど、慈音や真生は違う。

「ボクと慈音は、ゆっくり、でも着実に、一歩一歩進んで来たから。真生とも、これから、ゆっくりと、一緒に歩いて行こう?」

ボクも、泣いちゃいそう。

「紀、ありがとう。」

隣で、慈音がにっこりと笑った。

真生も、いつか、こんな風に笑ってほしいな。
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