ビー(エ)ル!!*C' Vol.1
□1+1≠2
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光暉に詰め寄ろうとしたその時、心臓が大きく脈打った。
体が、熱い……。
「あ、あぁ……」
骨が軋んで全身に痛みが走る。
俺の体は一体どうなってしまったんだ!?
「ぅわあぁあぁー!!」
一瞬、目の前が真っ白になった。
「はぁ、はぁ、はっ……」
そして、一瞬で熱さも痛みもどこかへ消え去った。
「光暉、お前っ!!」
「雄志(ゆうし)さん!?うーわ!!すーごい!!」
光暉は俺が怒っている事などお構いなしで抱き付いて来た。
「雄志さん、かーわいい!!」
軽く頬にキスをされ、俺も満更ではない。