ビー(エ)ル!!*C' Vol.1
□1+1≠2
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光暉(こうき)が顔をニヤニヤさせて、近付いて来た。
「ゆーうっしさーん。」
声を弾ませる光暉。
何かを企んでいるに違いない。
「口、あーんして?」
「は?」
「いいから、いいからー。」
「う……」
「ほら。」
俺は躊躇したが、結局光暉の言う通りにしてしまった。
口を開くと何か錠剤の様な物を放り込まれた。
反射的に俺はそれを飲み下してしまった。
「お前、何を入れた?」
「まーまー。」
光暉は言葉を濁した。
「光……っ!?」
――ドクンッ!!