ビー(エ)ル!!*C Vol.2
□Doll
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僕は芦名くんの車の助手席に乗った。
「自宅ですよね?」
「ううん、マンションの方に。」
「え!?」
マンションの存在は、まだマネージャーには教えていなかったので驚かれてしまった。
「道案内するから。これから時々送迎してもらう機会もあると思うから、覚えといてくれる?」
「分かりました。」
「聞かないんだね?」
「う〜ん、なんとなく目的が予想出来るんで。」
「そっか。」
芦名くんは頭の回転の早い子で、学生の時からバイトとしてうちの事務所で働いている。