claps!

□お世話係
2ページ/11ページ

笹川がようやく作業を一時停止して、萱原を回収しに来てくれた。

「お腹空いたの?」

「うん。こーへー、今日は何食べる?」

「すぐに食べられる物。」

「んもぅ、作りがいがないじゃんか〜。」

「……言えば、何でも作ってくれるの?」

え?

しばし、僕は2人の会話の行末を見守る事にした。

「たとえば?」

「ビーフストロガノフ。」

「おっけ。買い物してから帰ろっと。」

「まだ仕事中。帰らない。」

「ヤダヤダ。食べたくなった〜。」

「じゃあ、食べに行く?」

「ホントに!?」
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ