claps!
□お世話係
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笹川がようやく作業を一時停止して、萱原を回収しに来てくれた。
「お腹空いたの?」
「うん。こーへー、今日は何食べる?」
「すぐに食べられる物。」
「んもぅ、作りがいがないじゃんか〜。」
「……言えば、何でも作ってくれるの?」
え?
しばし、僕は2人の会話の行末を見守る事にした。
「たとえば?」
「ビーフストロガノフ。」
「おっけ。買い物してから帰ろっと。」
「まだ仕事中。帰らない。」
「ヤダヤダ。食べたくなった〜。」
「じゃあ、食べに行く?」
「ホントに!?」