claps!
□with envy
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これを歌いながら弾くなんて、俺には真似出来ないな……。
「素晴(すばる)さん、ただいま。」
そんなことを考えていると、昂が仕事から帰って来た。
「素晴さん?寝てるの?」
返事をせずにいると、昂は俺が寝ていると勘違いして、近づいて来ると頬を人差し指でつつき、それから軽く唇を押し当てやがった。
「うわっ!?」
俺は昂の手首を掴んだ。
「襲えって言ってるのか?」
「起きてたんですか!?」
昂は真っ赤な顔をして驚いていた。
「起きてたら、悪いのか?」
「悪くないです、けど。」