ビー(エ)ル!!*C Vol.1
□だから、抱き締める。
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昂の腕が俺をなだめるように背中に回り、愛しさが込み上げる。
「昂……昂っ!!もう、どこにも……行くなっ!!ずっと、俺……の、側に……いろっ!!」
「っ!?……んんっ!!」
涙でぐちゃぐちゃの顔で俺は昂に想いを告げ、噛み付くように唇をむさぼった。
舌と舌が絡まり合って、想いが溶け合った。
今こそ、お前に伝えたい。
伝えなくちゃならないんだ。
「昂、愛してる。」
ずっと、お前を愛してたんだ。
今まで言わなくて、ごめんな……。
END.