ビー(エ)ル!!*C Vol.1
□歌声が重なる。
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俺が曲作りをしていると、誓詞さんが帰宅した。
「ただいま。」
「お帰りなさい。」
俺はギターを横に置き、立ち上がった。
「今の新曲?それにしても、寿の歌声を独り占め出来るなんて、本当に僕って贅沢だよなぁ。」
「そうですよ?世界であなただけっすからね。」
「じゃあ、じっくり味わわないとね。」
そう言って誓詞さんは俺を抱き締めた。
「そ、それは後で……」
「だぁめ、待てない。」
熱い抱擁の後は、熱いキス。
「はぁ……はぁ……、誓詞さん、の、バカッ……!!」
「じゃあ、やめる?」
「……嫌、です。」
今度は俺の方から深い口付けを仕掛けた。
END.