ビー(エ)ル!!*C Vol.4
□resonance
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「ありがとうございます。」
下邑さんに褒められ、祝部さんは襟足を右手で掻いた。
「これ、ライブでやれますかね?」
「同期すればやれるだろ。今度のツアーでやるのか?やりたいのか?」
フミはやる気満々だが、祝部さんは眉間にシワを寄せ、明らかに嫌がっている。
「高屋は?」
「オレも、実は、やりたいって思い始めてて。」
「中務は?」
「アクセントになるから、アリだと思います。」
「分かった。やるか。」
「はい。」
「よっしゃ。」
「やーった。」
このツアーを必ずやり遂げてみせると、自分自身にも誓った。
End.